ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

四季を追う

道尽きてマンネンスギ

「あの山にはマンネンスギがある」 「マンネングサというコケのことか」 「マンネンスギというシダのことだ」 ……という、カタギの人には何が面白いんだかわからないやりとりがあったことをまず申し上げておきます。春なんです。

天地あまねく

空で紡がれた金と銀の糸が幾重にも大地を覆い、春の衣を織りあげます。なんてね。

鷲の巣山とイワウチワ

JR水郡線の上小川と袋田の間に、まるで「ト」の字の横棒のように川と道路と線路をさえぎる山稜があります。それが鷲の巣山わしのすやまの東稜。この垂直に切り立つ壁のおかげで久慈川と国道118号はU字型に大きく曲がり、水郡線に至ってはトンネルを掘って…

理系の矜持とさんぽの花

理系がエラい、そんなこと言いたいのではありません。 ただ理系には周囲からの信任に応えるべき行動理念がある、そう言いたいのです。いわく、自分を疑え

花を置いて

水戸は最近でも朝が氷点下だったりします。内陸の前橋や宇都宮より寒いんだから本当にもう。

めぐるダンジョンの日々

フィールドという名のダンジョンめぐる日々の、ここ一週間ほどの記録です

聖なる森とヤンマタケ

ヤンマタケを求めて森を巡る冒険を続けています。でも本当に探しているものは何だろう。

春待つ野の記

相変わらずフィールドを歩き回っています。

ぼうけんだ 大伽藍に宝玉を探す

1月末からこの連休にかけて、同じフィールドに4回も入り浸ってしまいました。目的は冬虫夏草ヤンマタケ。とにかく突き詰めたかった。

12月のお散歩まとめ

続いております「駅までさんぽ」。週2回、自宅から駅まで片道4キロを往復しております。いつもは月ごとに一つの記事にして翌月の頭に公開してますが、年を跨ぐのも微妙かなと思いまして。

11月のお散歩まとめ

月初め、すでに朝露の降りる季節になってました。

加波山の紅葉

はい、タイトル通りの記事です。何のヒネリもありません。週末に間に合うように、取り急ぎ。前の記事が紅葉に関しては今一つだったので、ここで茨城の紅葉がまだイケることをお示ししたいと思いまして。でもなんで加波山なんでしょう。

10月のお散歩まとめ

お散歩まとめです。1ヶ月分を、今回は順路に沿ってまとめてみました。【虫】は別記事でご紹介済みなので、苦手な方どうぞご安心ください。

10月はたそがれの園

10月初めの深夜アニメ新番組チェックも一段落し笑、秋の野に出てみました。

壁紙の反乱

PC画面の壁紙が勝手に変わりました。なぜか写真を撮りに行こうと思いました。壁紙用の写真という意味ではありませんが、なぜかその二つが結び付きました。きっと天啓でありましょう。ウソです。お花の写真を、秋の色彩を撮りに行きたくなっていて、きっかけ…

9月のお散歩まとめ

水戸の気温が一か月で5度下がりました。それでも平年より4度高い状態で…… 気温の話はもういいか。月イチ定番、おさんぽ報告です。

ヒガンバナはどうだ

さて、皆さんの記憶に残るであろう今年の長き夏、植物にはどう影響したでしょうか。そう思ったのは、ある公共施設の入り口に咲くヒガンバナを見たからです。美しく咲き競っていました。茨城では、この花は名の通り秋のお彼岸に見ごろとなります。それが今年…

今年のツクツク森

年に一度のツクツク森、今年も大きく出遅れて、今日9月7日になりました。今年のツクツクボウシの初鳴きを私が聞いたのは立秋から三日経った8月11日。それを寄主にする冬虫夏草ツクツクボウシタケの発生状況を調べるならその頃が良かったのです。 でもさ…

アブ・ブユ・ヌカカ・メマトイと戦う/新兵器投入

8月始め、北茨城市は花園川中流、浄蓮寺渓谷という所まで行ってきました。植物調査の下見のつもりでした。まさか虫に撃退されるとは。

菌はささやく

ハシゴした2つの夏緑樹林がキノコで満ち満ちておりました。

風はめぐる

ようやく東風が吹き始めました。かすかに海の香りを含む冷たく湿った風です。 海岸に出てみます。もやに水平線が霞むのがこの風のあかし。寒流を渡り冷やされた空気が露点に達するんです。地上には今日のところはまだ熱気が残ってますけど、やがてこの東風が…

猛暑日を駆ける

水戸の予想最高気温が36℃と出ました。かつては東京のお金持ちが避暑に来たという水戸で。まあ所詮は関東なので、暑い時は暑いのだ。というか関東特有のネバつくような息を塞いでくるような高湿度の暑さは、水戸も東京も変わりません。どこにいても暑いなら、…

ゲイシャさんと遊んだ でも【虫注意】

先日のドクゼリ邂逅に気をよくして、またまた県北山地に来ています。これまでで一番標高の高い、650メートルの山峡です。

リチア電気石とドクゼリ 3人目の毒使いはお前か

気象予報士のアダムさんが今日は水戸でも30度超えだと申されたので、阿武隈高地の山中に潜ることにしました。と言っても標高せいぜい五百メートル、森に潜れば涼しかろ、くらいのものです。他県によくあるような、市域で千メートル越えができるような土地が…

お口直しにお花でも

メノウ話が続きました。お口直しに玉川の路傍で見かけたお花でも。じつは6月は、雨に陽に、植物が夏への精気を養う季節なのであります。

山歩き。目的は忘れた

そういえばサイハイランがあったっけなあ。 突然そんな記憶が湧き出ました。この冬に、常緑の葉を広げる姿を見つけていたんです。そろそろ花期だなあと。

そこにあればいい

水戸市内の希少植物、ニッコウキスゲとカザグルマ。昨年は縁あって新たな産地も見つけ、地元の自然というものを再認識しました。守り人というのも気恥ずかしいけど、今年の様子を見に行きました。

5番目のカザグルマ

神さま、私に何かさせたいワケではないでしょうね。またカザグルマに引き合わすとは。

北辺に蝶を見る

晴れ上がった空を見て、気温が上がるという予報を聞いたら、そういうことに敏感な生き物がいることを思い出しました。本当に久しぶりに思い出しました。卒業研究が「蝶」だったことも。

山と野のあわいに

床屋に行く、と言って車を乗り出しました。いえ本当にそのつもりだったんです。空は晴れてはいますが、時おり突風が吹き、黒い雲が鳥のように端切れをばたつかせながら過ぎていきます。低気圧が通過の予報で、雨もあるでしょう。こういう空模様は妙に心に触…