ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

御岩神社とコミヤマスミレ

 

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 連休初日,早朝より出撃。どこへ? まだ見ぬ未来に向かってだ!


 いきなり一般人にわからない古ネタ,失礼いたしました。上記のセリフで検索してください。懐かしいなあ怪獣大戦争。今日はいよいよ茨城県産スミレで最後に残ったコミヤマスミレの愛らしいお姿を写真に納めに参ります。待ってろまだ見ぬ未来!


 で,どこへ? まだ見ぬ未来へだ! 最近年を取ったせいかシツコイんだ! そうです御岩神社です!


 茨城のコミヤマスミレは北限に近く,多分スミレの季節に私が近づかないようなフィールドにあるので,これまで花の写真が撮れませんでした。それが我がタマシイの依り代,御岩神社に生えているのを昨夏,偶然に見つけたのです。次の春が勝負,と心に誓っておりました。今日行って咲いている保証はないのだけど,行かないことには始まりません。

 

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 さあ来たぞまだ見ぬ未来。

 

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 コケの中に……

 

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 あっさりありました。咲いてました。神さまのおかげか,気負いこんで来たので拍子抜けするくらいあちこちに,愛らしく咲いていました。やはりこの御岩神社という場所の不思議さを思わずにはいられません。

 

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 とにかく暗いとこが好き,というか平気。

 

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 コミヤマスミレ。小さな小さな純白のスミレ。いがりまさしさんの「増補改訂日本のスミレ」,はいそうです私のバイブル本ですが,そこに「日本のスミレの中でもっとも暗いところを好むものの一つ」と紹介してあります。神すさぶ神域の杉林の林床,御岩神社を御岩神社たらしめている一面のコケの絨毯の上に,それなりに元気に,かなりの数が。

 

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 がくに粗い毛,というのも特徴の一つ。

 

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 端正な四姉妹。

 

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 うつむく花の,そのひそみを接写。……いえ,側弁の基部の毛の有無と柱頭の形状はスミレの分類のポイントなので。

 

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 コケに紛れてしまうような,ひそやかなスミレ。

 

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 目的を果たせて,ちょっとごきげん。

 

 


 いつも思うのだけど,パチンコとかゴルフとか仲間とワイワイだとか,普通のおじさんの休日ってどんな感じなんだろう。

 

 

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