ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

好きな誰かを想い続ける  中島みゆき

 

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  ネットで拾ったこの写真。見ていたら涙が出てきた。

 


 時は1970年代なかば。私,15歳の初々しい少年でございました。確か日曜日の午後だったと思います。そのころ流行りのニューミュージックを紹介する「コッキーポップ」という番組がありまして。当時の多くの少年たち同様サカリの付き始めた私はフォークギターなぞかき鳴らしていて,この番組も必ずチェックしてました。


 スタジオのコーナーが終わり,ステージの画面になりました。そこに映し出された一人の若い女性。背後からのライトが光背のような光を投げかけるなか,ただ一本のギターを抱えただけのやせっぽちなその人は,ギターをつま弾いて歌い始めました。


 なんという声量。なんと心に響く歌。何より光に包まれた神々しいまでの美しさ。私はその数分間で,その人に魂を持っていかれました。

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 それが,デビューしたての中島みゆき。感動したことだけを覚えていますが,今にして思えば曲は「時代」だったでしょう。当時のその人は決して垢ぬけていたわけではなく,化粧っけのない顔に長い髪を後ろでひっつめ,ありきたりなシャツにGパンをはいた,どちらかというとだっさい田舎娘丸出しだったのですが,つまりは映像の魔術にダマされたのでしょうが,しかし歌は本物でした。

 

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 ファーストアルバムはすぐ手に入れました。その人は私の高校時代に2回も水戸に来てくれて,もちろん聴きに行きました。その人の歌は,以後の私の人生と共にありました。というと中島みゆきしか聞いてないようですが,実は無節操にいろいろ聞きます。ただいつでも,40年間ずっと,かの人の歌は私の心に通奏低音のように鳴り響いていました。驚いたのは,TOKIOの歌なぞ聞くわけがないのになぜか「宙船」という曲が妙に気に入って手に入れて,それが中島みゆきの作と知った時です。耳が「みゆきメロディ」をパターン認識していたのですね。

 

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 「中島みゆきオールナイトニッポン」は翌日の学校のことなど気にもせず聴いてました。ライブでのトークもそうですが,沈痛な歌とハイテンションな大爆笑トークのこのコントラスト。私も「しゃべり」には自信があるのですがこの人にはかないません。というかこの人の話術が私のしゃべりの先生です。そもそも「地頭」の良さがとんでもないレベルなのでかなうはずもないのですが。

 

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 40年,ただ一人を想い続ける。これを恋と言わずに何と言いましょう。かの人は独身のまま,見るたびに美しくなっていきました。

 

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 「歌手」もいろいろです。たまたま一発当てるだけの人。若さや美しさや,一時の評判だけを売りにする人。そんなもののファンになって,大枚を叩き,ライブで声を張り上げ,波が去った後でその残骸を前にアレは何だったんだろうと途方に暮れる。でも中島みゆきのファンは,40年前のレコードも,楽譜集も,すべてが今現在に続いています。それを誇らしく思うことは,決して非難されるものではないでしょう。

 

 神さまがかの人にどんな運命をお命じになったのか知りません。ただ40年ものあいだ名曲を作り続け,歌い続ける。そんな人を好きになれて私は幸せです。別に紅白なんか出なくていいですから,これからも歌い続けてください。これからも,ずっと想い続けます。

 

 

 

 

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 「ガキの使い」での月亭方正のモノマネ。

  名曲「浅い眠り」を口パクで。

  やめねえか馬鹿野郎。(賛辞)

 

 

 

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