ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

渚にて

  

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 早朝6時に勝田(かつたひたちなか市)に行く用がありました。休日なのにー。


 片道20分。行けば済む用でした。済んだ後はさてどうしよう。せっかくだから海に出てみました。

 

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 どこらへんかというと ……ひたち海浜公園は「ネモフィラの丘」でご存じですね。じつはそのすぐ海側です。右手奥にくだんの丘が少し見えてます。この季節は緑色ですが。

 

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 南側は阿字ヶ浦あじがうらの漁港。「鉄腕DASH!」で長瀬くんの「つれたか丸」の母港でした。そういえばあの企画いつの間にか消えたな。

 

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 朝の海。砂浜にはシロギス釣りの人たちが。

 

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 突堤にも釣り人。釣りもいいものですね。これほど自然と無言の対話ができる趣味はないでしょう。

 

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 漂着物いろいろ。20年以上前,海に近いところに勤務していたころに海岸の漂着物を調べていました。それなりに面白かった。ガラスのビン玉を拾ってきたり。

 

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 ウキにびっしりエボシガイ。互いに覇権を争っていたろうに,打ち上げられてすべてがフイに。

 

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 ワカメのメカブ

 

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 海藻を食べていて一緒に打ち上げられてしまったキタムラサキウニ。哀れ。

 

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 マボヤ。

 

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 おしりじゃないよ,マンジュウボヤ。ホヤの仲間は,こう見えて意外と我々に近い動物です。

 

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 骨格だけになったカイメン。カイメンの横文字をスポンジっていうの知ってました? そう,スポンジって本来は海綿を腐らせて乾かして作っていたものなんです。

 

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 陸の植物も,海岸ならではの種類が見られます。カワラヨモギの若葉。「茵陳蒿いんちんこう」という薬です。

 

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 イヌドクサ。古生代石炭紀,3億年以上前に栄えたロボクの末裔。

 

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 スカシユリだ! 茨城の海岸に珍しいものではありませんが,阿字ヶ浦で見たことはないぞ,と思ったら。

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 なんだ,そーゆーことか(棒読み)。

 

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 ハマナスだ! でもこれも植栽っぽいなあ。

 

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 テリハノイバラ。香り高いノバラですが,季節も遅く気温も低く,香りませんでした。

 

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 ハマヒルガオはもう実です。

 

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 メマツヨイグサ

 

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 ハイネズ。これでも針葉樹。

 

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 ノブドウ。ちゃんと花が咲くのね。

 

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 わあ,ヤブカラシの花を撮るなんて20年ぶり。愛らしい花ですよね。

 

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  コウボウムギ

 

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 茨城が北限,ネコノシタ。

 

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 これも北限,ビロードテンツキ。

 

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 茨城が南限,シロヨモギ

 

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 植物種は場所によって変化しますが,海岸も実は個性豊かです。この黒い砂は磁鉄鉱すなわち砂鉄。茨城には砂鉄の多い海岸がいくつかあります。よく子供相手のテルミット実験をするのですが,そんな海岸を知っていると便利。

 

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 海藻のアラメが多く打ち上げられる海岸もあります。漁業権がどうなっているか知りませんが,これを拾いに来る人が結構おられます。海は豊かだ。

 

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 私が拾うのはこんなの。すいませんまた拾う話です。ビーチグラス。けっこう拾える海岸があったりして。

 

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     キレイなもの,大好きです。

 

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 砂利の海岸もあります。

 

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 玉砂利きれい。

 

 

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 あえて先にご紹介しなかったのですが,今日の海岸の,北側の風景はこれ。ひたちなか港,ひたちなか火力発電所,そして中央左奥の丸いドームの上の白い煙突は……東海第二原子力発電所。こいつがやらかすと半径30キロ圏内,実に96万人が住む家を失います。もちろんこの浜も二度と歩くことはできないでしょう。あの釣り人たちも行き場を失います。

 

 今回のタイトル「渚にて」。1950年代のSF小説のタイトルです。核戦争を生き延びた世界で,放射能によって静かに静かに滅んでいく人類を描いた名作です。

 

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 この静かで美しい朝の海を,この愛しい世界を,誰かどうか守ってください。

 

 

 

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