まず愚痴を。ここ2週間,朝7時から夜8時まで全力で働いています。息つく暇もありません。今どきこんな事書いても自慢になりませんし,むしろ上役に迷惑がかかってしまいますが,仕事をこなしきれないんだから仕方ありません。能力もない,要領も悪い。人間,知力も活力も枯渇するものです。来年は降格させてもらいます,いやマジで。こんな働き方がしたいわけじゃない。不義にして富み且つ貴きは我においては浮雲の如し。
古い写真ファイルを見直していたら,表題のようなファイルに目が留まりました。2005年は,まだ勤め先が日立市内のころです。第一線の下っ端で,好きに仕事をやれていたころ。開いてみると,午後二時頃の日鉱金属前に咲くジャケツイバラから始まっていました。どうやら,仕事が早く終わったので山越えで里美村方面に向かうようです。仕事も少なく,マイペースにやれていたころです。
ミズキの花。ありふれた木ですが,花をまじまじと見る機会はあまりありません。
次の写真はもうレンゲツツジ。ジャケツイバラやミズキを撮った場所から30キロ北,標高600メートルの,福島県境がすぐ隣という湿原に咲いてました。
タニギキョウ。小さく清楚な花です。こういうものが好きなんです。
山中に分け入って,いつの間にか福島県に入ってます。神さまが降臨しそうな大岩。
何気なくあ,スミレだと撮った写真ですが,十数年後によく見たらサクラスミレでした。図らずも私が初めて出会ったサクラスミレ。この頃は今ほどスミレに目が向いていません。
マルバアオダモ,いわゆるトネリコの仲間。イチロー選手のバットは日本のトネリコ製です。
ツリバナ。珍しいものではありません。でも可愛らしい花ですね。
ヒトリシズカ,花後の姿。花が散っても一人。
ツクバネソウ。ほぼビーム砲。
サクラソウ。後にも先にもこの場所で見たのはこの時だけ。私が自然に対して一期一会を覚悟するのは,こういう出会いがあるからです。
廃校跡。茨城県北芸術祭のレポートでも申しましたが,「廃校」という言葉についナーバスになってしまう私です。
夕暮れて。写っているのは鍋足山なべあしやま。この山もいずれご紹介せねば。
平日に思わぬ息抜きができたようですね,この頃は。戻りたいなあ。
旧里見村北部地区。牧場や希少なチョウの生息地があって,茨城の生物屋には思い入れの深いこの地に放射能を含んだ雨が降り注ぎ,県内でもかなり高汚染の地域となったのはこのわずか6年後です。