昨日一日で15キロくらい歩きました。
いえウォーキングとかじゃなく,ちゃんと目的地のある「歩き」です。
まず朝いちばんに往復2キロ,大学の正門前へ。関わっている高校生の激励に。
そこから帰ると自動車整備工場へ12か月点検に。私のブログでおなじみ,那珂湊大橋のたもとの田んぼの中の整備工場。待ち時間の間そこらをうろついてヒマを潰します。ある時は那珂湊を散策し,ある時は田んぼのコシヒカリを鑑賞し。今回は田んぼの水路の生きものを見ようと水中網を用意してきたのですが,もうお昼近い。ハラへった。30年来馴染みの中華料理店でご飯たべようかな,と思い立ちました。
こんな風景を見ながらてくてく歩きます。片道2.5キロ,30分ほどです。
このお店。中華料理「楼蘭」。
30年間「いつもの」で作ってくれる回鍋肉ホイコーロー。30年前はまだマイナーな料理で,メニューには「豚肉キャベツ味噌炒め」とありました。滋味深く濃い味付けにハマりました。よそでも同じものを注文するのですが,ここ以上の味に出会ったことはありません。
ごちそうさま。マスターは昨年奥様を亡くされました。どうかお体に気を付けて,この味を守ってください。
往復5キロは丁度いい腹ごなしです。とにかく歩くことが苦ではありません。
そんな私の「歩き」を支えてくれるのがこれ。ジャングルブーツ!
最も廉価版の,合皮というのもおこがましいペラペラ素材,クッション性ゼロ。アメ横で4千円,ネットならもっと安く。消耗品と見切って,痛んだら次々と新しいものに買い替えてます。20年以上前からで,今のが何代目かなんて数えてません。
クッションソールを入れ,必ず登山用靴下を履いて足を守ります。これで東京行も密林踏破も登山も火星探検もこなします。登山ではご婦人の団体を率いたイキがりジジイに因縁つけられたこともありますが,意に介しません。
軽登山靴も持っているし,お高いタクティカルブーツを試したこともありますがしっくりきませんでした。このジャングルブーツなら,私は剣と魔法の異世界でも旅を続けられるでしょう。そう,魔法のジャングルブーツなんです。東京に行くとき必ず履いているのも,かの脆弱な首都で大地震に遭うことを想定しているから。この靴があれば大丈夫。いや笑い事じゃないってば。
さあ今日の冒険はまだ終わりません。このブログで鉱物採集モノが人気なので,トパーズが拾えるという某鉱山跡に下見に行こうと思います。
というわけで2時間後にはケータイ圏外の山の中。典型的な茨城の冬景色。まだ場所は秘しておきますね。いえその筋では有名な鉱山跡なんですが。
こんな林道を片道4キロ歩きます。午後2時半。マトモな人は,こんな時間に山に入るようなおバカな真似をしてはいけません。
よせばいいのに道を外れて沢を歩いたり。でも魔法のブーツがあれば大丈夫。ガンガン歩けます。
これが目的地。鉱山のズリ山の跡です。
軽く探索してみますが,それでトパーズがざっくざくなんてありませんよ。今回の目的は現況確認です。最後に来たのが十数年前だったもので。深追いは禁物,前にも申し上げたように,鉱物採取は無欲であることが肝要です。
月は東に日は西に。さあ帰りましょう。
この日の激闘のあと。キミのおかげで今日も冒険を完遂できた。本当にありがとう。
↓ 関連記事。