ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

めぐる春の庭

 

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 3月も終わりというのにこの寒さ。3月初めにいっとき暖かくなって,体が冬仕様を脱してしまったのでなおさらこたえます。庭の春のものたちも思わず身を縮めていたのですが,ようやく開花の時を迎えました。

 

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 クサボケ。我が庭のシンボル。にぎやかに,あでやかに。

 


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 アケビは冬にあいだに大剪定したのですが,たくさんの花芽が一斉にほころびました。今年も豊作の予感です。


 興隆を極めるものがある一方で,衰退を続けるのがスミレたち。サクラスミレが消えたのは昨年ご報告しましたが


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 コスミレ。いつの間にか庭全体で2株になってしまいました。

手鞠のようにびっしりと花を咲かせる姿はもう見られません。

 

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 ヒメスミレ。駐車場のコンクリの目地にジャノヒゲが育つまでの間,目隠しのつもりで種を蒔きました。よく役目を果たしましたが,ジャノヒゲの興隆とともに衰退しつつあります。


 花の一輪一輪を拡大して気付きます。春のたびに咲くのは「同じ種類」の花であって,決して「同じ花」ではない。一つとして「同じ花」はないのです。川を流れる水のように,巡りくる人のように。

 


 昨日は歓送迎会があって,得難い人との別れがありました。代わりの人が来たとしても,決して「同じ人」ではないということ。これもまた巡る春の感傷です。惜春,青を帯びて。

 

 

 

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 庭に来るハトが逃げないのよこれが。すっかり馴れやがって。馴れるほどに情が湧く,それがかえって辛いのに。

 

 

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